google-site-verification: google1ee23b919fbcd345.html

~マクドナルドの思い出~

1990年代、マクドナルドクルー時代の思い出を綴らせていただきます。

マクドナルド 用語集「さ行・た行」

引き続き、マック用語をご紹介します。

今回は、「さ行・た行」です。

(注:1990年頃の用語ですので、現在は変わっているかもしれません)

 

Uber Eats 既存ユーザー注文

索引 

 

f:id:ayazono_muro:20210806101301j:plain

マクドナルド用語 さ》

【サイクルカット】

シェイクミックスやシロップ、ジュースなど、タンクの中身をウエイストして、新しいものに入れ替えること。

【サジェスト(サジェスティブセリング)】

お客様に特定の商品を勧めること。プロモーション商品や、ウエイトになった商品に代わり早く提供できる商品がその対象。俗にいう「ご一緒に○○はいかがですか?」はまさにサジェスト。

【サテライト店舗】

本店(トラディショナル店舗)に付随する小型の店舗。

【サニテーションバケツ】

ブリーチ溶液を入れたバケツ。殺菌バケツとも言う。

【サービス】

QSC+VのS(サービス)を指す。マクドナルドの基本理念の一つ。

【サービングタイム】

接客に関わる時間。

サーモスタットプローブ】

温度を管理するセンサー。

【サンキュー】

「了解しました」の意味でつかわれる返事。

【サンキューボックス】

客席のゴミ箱とのこと。扉に「THANK YOU」と書かれていたのが語源。

【サンデーダウン】

サンデーという(ソフトクリームのような)商品をつくる機械を分解し、その部品を洗浄殺菌する作業のこと。

 

マクドナルド用語 し》

【シアー】

ミートをシアースパチュラで圧して、火の通りを良くする作業のこと。

【シェイクミックス】

マックシェイクの原液。

シェイクダウン

マックシェイクをつくる機械を分解し、その部品を洗浄殺菌する作業のこと。481型シェイクマシンは毎日分解して洗浄殺菌する必要があった。

【シェルフライフ】

賞味期限のこと。

ショートニングチェンジ】

フライヤーのショートニングを新しいものに交換すること。通称:ショーチェン。

【シロップ交換】

シェイクシロップなどを交換する作業。交換の際には殺菌作業が必須。

 

マクドナルド用語 す》

【スイングマネージャー】

アルバイトのマネージャー。

【スケジュール】

シフト、あるいはシフト表のこと。

【スケジュールマネージャー】

スケジュール表を作成するマネージャー。かなりの労力を要するため、数カ月単位で交代する。通称:スケマネ。

スクレイパー

グリルの表面を擦ってきれいにする器具。

【スター】

客席での接客やイベント業務をメインとするタイトル。Store Activities Representative(店舗での活動)の略称で「STAR」と表す。

【スタッキング】

積み上げ可能な段ボールの数。

【スチーマー】

バンズを蒸す機械。

【ストアツアー】

お子様を対象とした、厨房やカウンター、ドライブスルーエリアのお仕事見学。

【スパチュラ】

ミートやパティをターンしたり、リムーブするときに使うコテ。

【スーパーバイザー(SV)】

店長の上長にあたるランク。SV一人当たり5~6店舗を管轄する。現:OC。

【寸胴チェンジ】

シェイクミックスの入った寸胴を、きれいなものに交換すること。通称:ズンチェン。

 

マクドナルド用語 せ》

【セサミバンス】

クラウンにゴマのついたバンズ。

【接客7大用語】

カウンターパーソンが必ず習得する用語。いらっしゃいませ、かしこまりました、少々お待ちくださいませ、お待たせいたしました、ありがとうございます、申し訳ございません、恐れいります、の7つ。

【洗浄殺菌剤】

シェイクマシンの部品を洗浄殺菌する際に使用する粉末洗剤。

 

 

マクドナルド用語 そ》

【ソースガン】

ソース類やマヨネーズ類を、バンズに塗るための器具。コーキングガンのようにハンドルを握ると、適量が出る。

【卒店式】

クルーが、就職や進学などで店舗を辞める際に行う送別会のような催し。クルーPAMの一環で行う。

 

【a】Uber Eats  フード注文

マクドナルド用語 た》

【タウパー】

手拭き用のペーパータオル。

【ターン】

ミートやてりやきパティを、スパチュラを使ってひっくり返すこと。

【ターンドロップ】

フライバットに冷凍ポーションを大量に入れると油の温度が下がりすぎてしまうため、1バスケット目の調理時間の90秒後に、次のバスケットを入れること。

【ターンレイ】

平面グリルでミートを焼く際、1ラン目のターン後、直ちに2ラン目のミートを焼き始めることを、繰り返し行うこと。

 

マクドナルド用語 ち》

【チーズオン】

バーガーのオーダー時、チーズを何枚乗せるかを確認すること。例えば、12バーガーのオーダー時は、ドレスマンが「コーラー チーズオン 12バーガープリーズ」と確認し、P/Cが「チーズオン 8プリーズ」と返答すれば、ハンバーガー4個、チーズバーガー8個が出来上がってくる。

【チェンジオーバー】

ブレックファースト(現:朝マック)から、レギュラーメニューに切り替えること。

 

マクドナルド用語 つ》

 

マクドナルド用語 て》

【ディスペンサー】

ケチャップやマスタードを、バンズに一定量をかける器具。

ティーペックスA】

手洗い用の洗剤。

【デューティータイマー】

フィレオフィッシュではバンズをスチーマーに入れて蒸したり、ポテトやナゲットはバスケットをシェイクするタイミングで鳴る。

テーラーリューブ】

シェイクマシンを分解洗浄した際に部品に塗るグリス。

 

マクドナルド用語 と》

【統括スーパーバイザー(統括SV)】

SVの上長にあたる。一人当たり5~6名のSVと共に、店舗運営のディレクションを行う。現:OM。

トマトスライサー】

スライストマトを作るための器具。初代のものは、刃がむき出しで危険であった。

【トラベルパス】

客席、厨房、店外など、問題点が無いかチェックしながら見回ること。

【トラディショナル店舗】

サテライト店舗(小型店)の本店にあたる独立型店舗。

トランスファービン】

バーガー類を温めながら保管する機械。シューター式と前置き式がある。

【トランスライト】

カウンターの上部にある商品の看板。

【ドリンカー】

ドリンクの製造を専門に行うポジション。主にピーク時に配置される。

【トレー】

イートインのお客様に商品をのせて出す盆。またはバーガー類を製造するときに使うステンレスの盆(バントレー)。

【ドレス】

バーガー類に、ケチャップやソース、レタスなどをのせて味付けすること。

【トレーナー】

クルーにオペレーションを指導する立場のランク。Aクルーの上。

【トレーニー】

新人クルーのこと。マネージャーの場合はMT(マネージャートレーニー)、スイングマネージャーの場合はSW-T(スイングティー)と呼ぶ。

【ドロアー】

POS下の、現金が入っている引き出し。

【トング】

パティなどを挟む道具。

 

↓↓ 「マクドナルド用語 あ行・か行」はコチラ

ayazono-muro.hatenadiary.jp

↓↓ 「マクドナルド用語 な行・は行」はコチラ

ayazono-muro.hatenadiary.jp

↓↓ 「マクドナルド用語 ま行・ら行・A~Z」はコチラ

ayazono-muro.hatenadiary.jp

 

マクドナルド 用語集「あ行・か行」

 

当ブログ、20記事掲載を記念して、

マック用語をご紹介します。

今回は「あ行・か行」です。

(注:1990年頃の用語ですので、現在は変わっているかもしれません)

 

索引 

 

f:id:ayazono_muro:20210806101301j:plain

マクドナルド用語 あ》

【アイス】

ドリンク類に入れる氷のこと。厨房内にある製氷機でつくられる。

【アイススクープ】

ドリンクカップに氷を入れるためのお玉のようなもの。

【アイスビン】

カウンターやドライブスルーブースにある、ドリンク用の氷をストックしておくところ。

【アイスメイクマシン】

厨房内にある氷を作る機械。製氷機のこと。

【アイドルタイム】

ある程度、落ち着いた時間帯のこと。

【アウトサイドオーダーテーカー】

ドライブスルーで、メニューボードに設置しているマイクを介さず、レーンに並んでいる車のオーダーを直接とるオーダーテーカーのこと。冬はとても寒い。

【アシスタントマネージャー】

店長を補佐する社員マネージャーの総称。マネージャートレーニー(MT)→セカンド(2nd)→ファースト(1st) → シニアファースト(Sr-1st)とランクアップしていく。

【アップ】

商品が出来上がったことを表す。または、退勤すること(今日、何時アップ?とか聞く)。

【アド ミックス】

シェイクミックスの残量が少ないこと。またはシェイクミックスを補充すること。

アピアランス

身だしなみのこと。

【アルペットE】

殺菌用のアルコール。

【アワリー】

30分ごとに印刷される、商品ごとの売上集計表。プロダクションコーラーは、このアワリーを基にしてストックの個数を算出する。

 

マクドナルド用語 い》

【1万円入ります】

代金授受の際、お客様から一万円札を預かった場合にマネージャーに伝えるコール。おつりの千円札をカウントしてもらう。マネージャーの手が空かない時は「ダブルカウントして」と言われ、2名以上で千円札をカウントする。

【移動伝票】

店舗間で、資材などの移動が発生した場合に、どの店からどの店へ、どの資材が何個か、単価などが記載された伝票。

【イートイン】

店内でお召し上がりになること。

【入れ忘れ】

テイクアウトなどで、オーダーされた商品を入れ忘れてしまうこと。特にナゲットソースやストローなどが多く、時には一袋丸々を渡し忘れることも。場合によっては入れ忘れた商品をお届けにあがる。

【イン】

出勤すること。またはシフトに入ること。

【インデックスタイム】

ドライブスルーにおいて、オーダーボードからウインドウまでの時間。

【インベントリー】

資材などの在庫数を数えること。通称「インベ」。

 

マクドナルド用語 う》

【ウインドウタイム】

ドライブスルーにて、窓口での対応にかかる時間。目標は30秒以内。

【ウエイト】

お客様を待たせること。ストック方式の時代、商品のストックを切らせるとウエイトとなる。

【ウエイスト】

商品などを廃棄すること。普段は「ウエスト」と発音する。

【ウォークイン】

 靴を脱いで入ることができる大型の冷蔵庫や冷凍庫。

 

マクドナルド用語 え》

【エッグクッカー】

エッグマックマフィンなどの円形のエッグを作る専用の機械。リングの中に卵を割り入れ、黄身をつぶし、ふたをして水を注入することで蒸し焼き上がる。

【エクイップメント】

機器類や器具類の総称。大きいものをラージエクイップメント、小さいものをスモールエクイップメントと呼ぶ。

【エコー】

冷凍資材や冷蔵資材、紙製品など、多数の資材が搬入されること。物流の業者さんが「富士エコー」という会社だったため。

【エコープリーズ】

もう一度言ってくださいという意味。厨房内で、ニューオーダーやチーズオンが聞き取れなかったときに使用。

エスケイプ】

ドライブスルーで、ウエイトが発生した際、2台目の車を優先させるために、ウエイトの車を待機場所に誘導すること。ホールドも同じ。

 

マクドナルド用語 お》

【オザックス】

消耗品などを取り扱っている業者さん。

【オーダーテーカー】

ドライブスルーで、お客様の注文を聞き、POSに入力するポジション。通常はドリンカーも兼ねる。

【オフ】

休日のこと。

【オープン】

開店準備のこと。または開店準備の時間帯に入るシフトのこと。

【オーバリング】

カウンターなどで、間違えた注文を取り消すこと。スイングマネージャー以上でないと権限が無い。

【オペレーション】

厨房のこと。または、各ポジションでの一連の動作のこと。

【オールダウン】

閉店すること。「オールダウンプリーズ」のコールと共に、各機器類の電源などが落とされる。

 

マクドナルド用語 か》

【紙バッグ】

テイクアウト時に使用する紙袋。3号、5号、7号、50号というサイズがあった。号数はハンバーガーが何個入るかの目安にもなる。

【カウンターパーソン】

カウンター業務に携わるクルーのこと。略称:C/P。

【カリブレーション】

試食、味見のこと。常に商品が正しいクオリティを保っているか確認を行う。通称:カリブレ。

 

マクドナルド用語 き》

【キーパック】

ブリーチ溶液に浸した布(布巾)。ピンクは直接食品が触れる箇所、グリーンは間接的に食品が触れる箇所、白はその他というように、色別に使用する箇所が決まっている。

【希望スケジュール】

クルーが入りたいと希望するシフト(日時)のこと。ハンドヘルドターミナルに1週間単位で入力する。最終的にはスケジュールマネージャーが調整するため、必ず入れるわけではない。通称:きぼスケ。

【キャッシャー】

代金の授受を担当するポジション。ドライブスルーでは商品の手渡しを行うプレゼンテーターも兼ねる。冬はとても寒い。

【キングストーンヘッド】

コカコーラやファンタなどのドリンクを抽出する機械。

【クオリティ】

QSC+VのQ(品質)を指す。マクドナルドの基本理念の一つ。

 

マクドナルド用語 く》

【クラウン】

バンズの上側(ドーム型)のこと。

【クラブ】

ビッグマックバンズの真ん中部分のこと。

【クラムシェルグリル】

ミートを一度に両面焼けるグリル。

【グランドオープン】

新店オープンのこと。通称:G・O(ジーオー)。

【グリル】

パティやホットケーキを焼成する平型の鉄板。1990 年当時はレギュラーミートも焼成して
いた。またはレギュラーミートを焼くポジションを指す。

【グリルオーダー】

特別な注文のこと。例:ハンバーガーのピクルス抜き、フィレオフィッシュのチーズ抜きなど。

【グリルクリーナー】

グリルが高温の際に使用する専用洗剤。別名:ハイテンプラチャー。

【クーリングタイム】

アップルパイなど、揚げ上がり直後は熱すぎるため、温度を冷ます時間のこと。パイマーチャンダイザー内で20分。その後のホールディングタイムは70分。

【クリーン・アズ・ユー・ゴー】

手が空いた時には、率先して身の回りをきれいにしましょうという、クルーの基本。

【クルー】

マクドナルドで働く、アルバイトスタッフの総称。

【クルールーム】

クルーが休憩したり着替えをしたりする部屋。

【クルーノート】

クルーが自由に読み書きできる、交換日記のようなノート。

【クルーPAM】

懇親会のこと。夏のイベントやクリスマスパーティ、卒店式などが店舗ごとに行われる。

【クレンリネス】

QSC+VのC(衛生)を指す。マクドナルドの基本理念の一つ。

【クローズ】

閉店後の片づけのこと。または閉店片付けの時間帯に入るシフトのこと。

【クローズマネージャー】

当日の売上げや現金の締めなどの閉店業務を行うマネージャー。セカンドアシスタントマネージャー以上、またはAスイングマネージャーのみが行える。

 

マクドナルド用語 け》

【月間MVP】

その月に最も優れたオペレーションおよびカウンターパーソンが選出される賞。

 

マクドナルド用語 こ》

【5分前イン】

勤務開始時間の5分前にはペイロールカードを押して、仕事ができる状態にしなければいけないルール。

【コンディメント】

ストローやコーヒーフレッシュ、マドラーなど、商品の付随品で主に小物を表す。

 

 

↓↓ 「マクドナルド用語 さ行・た行」はコチラ

ayazono-muro.hatenadiary.jp

 

↓↓ 「マクドナルド用語 な行・は行」はコチラ

ayazono-muro.hatenadiary.jp

 

↓↓ 「マクドナルド用語 ま行・ら行・A~Z」はコチラ

ayazono-muro.hatenadiary.jp

 

早朝6時半の富士エコーの思い出。

食材や資材。

マクドナルドの店舗には、毎日いろんな業者さんからの搬入があります。

その中で、一番大変だった搬入は、冷凍や冷蔵食材から紙製品に至るまで、

多くの資材が1台のトラックで搬入される富士エコー(通称:エコー)でした。

 

f:id:ayazono_muro:20210802112838j:plain

出典:http://wwwbiz.meijo-u.ac.jp/~onishi/profilew1/work.html

 

時期によって、エコーのトラックが到着する時間は異なるのですが、

僕がアルバイトをしていた店舗は、一時期、納品時間が平日の朝6時半でした。

お店から自転車で5分程のところが自宅だったので、僕はエコー要員を拝命!

 

朝6時、開店準備(通称:オープン)をこなし、

6時半にトラックが到着すると同時に、荷捌き。

この時、当然ながら、冷凍食材が最優先なのであります。

 

エコーのドライバーさんは、朝の5時半頃に倉庫を出発してから、

午前中に2〜3店舗まわるそうです。

で、一度倉庫に戻ってから午後の資材の積み込みをして、再び配送に。

三度倉庫に戻ると、翌日の配送分の資材をトラックに積み込み、

ようやく仕事が終わるそう。

4トンクラスのトラックであれば手積みなんだとか。

いやぁ、本当にエコーのドライバーさんは大変なお仕事だと思います。

店舗にとってはなくてはならない存在ですからね!おつかれさまですっ!!

 

さて、話がアマゾン川のように蛇行しましたが・・・。

 

店舗での搬入の話。

エコートラックから降ろした冷凍食材を、

ウォークイン冷凍庫(大型冷凍庫)に入れていくわけですが、

シェルフライフ(賞味期限)を見て、

ファーストイン・ファーストアウト(先入れ先出し)を実行して。

 

マイナス24度の庫内で、ぶるぶる震えながら、古い食材を退かせてから

新しい食材を奥に入れる。

特に、アップルパイなどは、パイの表面が非常に繊細で、

溶けるとべちゃべちゃになってしまうために、超最優先で冷凍庫に入れる。

 

ポテトは、1ケースの重量が重い。

確か12~13kgくらいあったと思いますが、とにかく重たい!

 

作業時間は約1時間15分ほど。

少し休憩したのち、自転車に乗って学校に登校する・・・。

 

そのような生活を送っていたわけです。

 

ひどい時には、早朝はエコーをして、朝から夕方まで学校。

16時から再びマックでバイトするというような、

マクドナルド漬けの日々を送っていた昔の思い出でした。

 

てりやきマックバーガーの思い出。

 

突然ですが、僕が好きな、マクドナルドのレギュラーメニュー。

第1位・・てりやきマックバーガー

第2位・・ビッグマック

第3位・・ダブルチーズバーガー

でございます。

 

今回は、みごと第1位に輝いた、てりやきマックバーガーの思い出。

 

f:id:ayazono_muro:20210802111853p:plain

出典:https://www.mcdonalds.co.jp/products/1070/

 

オペレーションの中でも、てりやきマンは結構地味。

でも、てりやきパティを焼いて、バンズを焼いて、

ドレスをするのは基本的に一人でやるので、それ相応のレベルが求められます。

 

で、てりやきマンで一番つらいのが「てりやきパティ(通称:てりパ)の焼成」。

普通に鉄板で両面焼くのですが、やたらと油が飛び跳ねまして。

リムーブ(焼きあがったパティを鉄板から取り上げるの意)するときは、

油がパチパチはねて熱い!

 

ドレスはというと、焼成したセサミバンズのクラウンに、

スイートマヨネーズをワンショット。レタスを15g。

その上に、てりやきソースを絡めたパティをのせて、最後にヒールをのせる。

オペレーションは、いたってシンプルな手順。

腕の見せ所は、レタス15gを両手を使って2個分同時にのせる。

てりやきパティをトングで2枚つかんで、2枚をのせてから1枚を横にずらす。

といった、ちょっとした小技が使えると、

昼ピークの「12(トゥエルブ)てりやき」にも対応可能。

 

でも、やっぱり地味やなぁ、と感じる昔の思い出でした。

 

そういえば、最近のてりやきマックバーガー、レタスの量が少なくないですか?

今も15gなのかなぁ。いや、そんなに入っていないような・・・。

 

フィルタリングの思い出。

 

マクドナルドでは、

ショートニングで揚げる商品がいくつかありますね。

例えば、マックフライポテト、フィレオフィッシュチキンマックナゲット

ホットアップルパイなど。

 

f:id:ayazono_muro:20210731103848j:plain

写真はイメージ。出典:https://www.inshokuten.com/kitchen/magazine/82

 

当然、何度もポーションなどを揚げていると油が傷んでくるので、

油をきれいにするために「フィルタリング」という作業を行います。

 

そこで登場するのが「フィルタリングマシン」。←おぅ、そのままやん!

 

早速、フィルタリングマシンを厨房に運び入れて、作業開始。

おっと、その前に大事なことが一つ。

フィルタリングは、単にフィルターで“こす”場合と、

ショートニングを入れ替えるショートニングチェンジ(通称:ショーチェン)

があります。

 

ショーチェンの場合は、塊のショートニングを溶解しておく必要があるため、

グリルの上にショートニングを一斗缶ごと置き、

じわじわと溶かしていくのです。

ちょいと溶解に時間がかかるわけですね。

 

さて、フィルタリングの続き。

まずは、フライヤーの下までフィルタリングマシンを持っていき、

ドレンから油を抽出します。

フライヤーが空になったら、内部を清掃。

当然、やけどに気を付けて!

 

マシンの中に入った油を、ガソリンスタンドにある給油ノズルのような

ノズルを持って、油で洗い流していきます。

最後はドレンを締めて、再び油を注ぎ入れる。

ショーチェンの場合は、ここで新しいショートニングを入れるわけです。

 

わたくし、結構ドジなクルーでして・・・。

一度、ショーチェンの際に、

溶解したショートニングの一斗缶を床に落としたことがあります。

厨房中、油まみれにして怒られました(泣)

それからというもの、ショーチェンには細心の注意を払いながらの作業。

 

我ながら、嫌な思い出です。

 

懐かしの、フレッシュマック。

 

1991年の初夏。

 

マクドナルドの野菜畑、というキャッチコピーで

「フレッシュマック」が発売されました。

初の非加熱食材だけを使ったサンドイッチ、いわゆる冷たいハンバーガーで、

値段は380円。

今日は、懐かしのフレッシュマックについて取り上げます。

 

f:id:ayazono_muro:20210729105830j:plain

出典:https://www.youtube.com/watch?v=GvNQvFNf5js

 

目次

 

 

胚芽バンズに3種類のハム

まずはバンズ。手作り胚芽バンズという、

フレッシュマック専用のバンズを使用していました。

 

そして3種類のハム。

大変だったのは、ハムを1枚1枚めくる、という事ですかね。

スライスが薄いので、ハムの塊から1枚めくるのが大変。

 

あとはスライスオニオン、レタス、辛子マヨネーズ、

スライストマトといった原材料。

このスライストマト。店舗でスライスするんです。

 

トマトスライサーが危険

一番大変だったのが「スライストマト」を作る作業。

トマトは、丸のまま、箱に入って納品されます。

そのトマトを、専用スライサーを使って、

大根おろしの要領でスライスしていきます。

が・・・。

 

この初代スライサー、かなり危険な道具でした。

なんせ、刃がむき出しになっているので、一歩間違えると指を切ってしまう。

もう、「乍らトマトカット作業」などをした日には、大怪我の元でした。

ということで、ピークの前には、

せっせとスライストマトを作るクルーが配置されたものです。

 

定番化した「アルペットE」

非加熱という事で、サニテーション(衛生管理)が超強化されて、

アルコールの「アルペットE」を使って、手指の消毒や、

エクイップメント(器具や機械)の消毒をやっていました。

 

今ではアルコールスプレーは当たり前のように使っていますが、

1991年頃のマクドナルドには、1店舗に1~2本あるだけ。

主に、コーラなどの原液入りタンクを交換する際に、

ジョイント部分に「シュッシュッ」と振りかけて使っていました。

 

完成品は、特製フレッシュマック用レーンへ

フレッシュマックは、基本的に暖かくないサンドイッチですので、

トランスファービン(バーガー類を温めてながら保管する機械)に

ストックできません。

そのため完成品は、

トランスファービンの上に増設された「常温レーン」にてストックします。

 

是非、復活に期待

味は美味しかったですけど、オペレーションが面倒くさかった、

クルー泣かせのサンドイッチでしたね。

でも、食べるだけなら、もう一度復活しないかなと思う、

フレッシュマックのお話でした。

 

高校生クルーのあこがれ「シェイクダウン」の思い出。

 

今日はおなじみのマックシェイクのおはなし。

 

1990年当時のレギュラーフレーバーは

バニラ、チョコレート、ストロベリー、ヨーグルトの4種類。

 

当時、シェイクの機械は衛生管理のため、部品を分解して、

洗浄する必要がありました。

しかも毎日。

 

シェイクマシンの部品は、ステンレス、プラスチック、ゴムパッキンなど。

部品の数は・・・もう覚えていませんが。

一つ一つの部品をブラッシングして、洗浄殺菌液に漬け込み、乾燥させる。

翌日のオープン時に組み立てて、

シェイクミックス(シェイクの元になる原液)を冷却して、

ようやく販売できるわけです。

 

機械を分解するという事は、部品が1つでもなくなるとえらいこっちゃですね。

 

で、このシェイクの機械をばらすことを「シェイクダウン」というのですが、

シェイクダウンしてしまうとシェイクが販売できなくなるため、

営業時間ぎりぎりまでダウンできないわけです。

 

当時の閉店時間は23時。高校生(18歳未満)は法令で22時までしか働けず。

という事は、18歳未満の高校生がシェイクダウンをすることはない。

シェイクダウンができるようになると

「大人の仲間入り」をしたような感じがしたものです。

 

しかし、高校生にもできる「ダウン」がありまして。

当時、「サンデー」というアイスクリームのようなものを販売していました。

 

f:id:ayazono_muro:20210726100458j:plain

 

このサンデーも、シェイクと同じく、毎日機械を分解洗浄する必要がありました。

21時頃になると「本日の販売は終了」となり、

高校生の僕たちにも「サンデーダウン」という仕事が出来る、

という訳です。

 

サンデーマシンは、シェイクマシンに比べて部品の数も少なく、

なんだか入門編のような感じでしたが、

このサンデーダウンが出来るようになると、

高校生クルーでも上級レベルになったなぁと思えるという、

昔の思い出でした。