エッグマックマフィンの思い出。
朝マックとは、午前10時半まで販売している時間限定メニューのこと。
その昔はブレックファーストと呼んでおりました。
販売時間はオープンから午前10時まで。
そのブレックファーストメニューの中でも、
メインとなっていた商品が「エッグマックマフィン」です。
このエッグマックマフィンは今でも販売しており、
マクドナルドの公式ホームページによると、
「もっちりしたオリジナルマフィンで、カナディアンベーコン、チーズ、
ぷるぷるたまごをサンド。朝食にぴったりのおいしさです。」
とあります。
時間限定のメニューということで、早起きしてでも食べたい!
と思った人も、少なくはないでしょうか。
僕もクルーになってから数ヵ月後、
ブレックファーストの時間帯にインすることになりました。
朝は、厨房の香りが違う。独特の朝の香り。これがまたいい。
エッグマックマフィンの製造には、
使用するエクイップメントも専用の物を使います。
その主となるものが「エッグクッカー」。
たまごを6つ同時に蒸し焼きにする部分と、
ハム(カナディアンベーコン)を焼く鉄板が一体となった機械。
たまごを焼くためのリングが6個ついています。
ここに、たまごを1個ずつ割り入れていきます。
ここでのポイントは、ヘラを使って黄身を回し潰すこと。
目玉焼きにしないのがエッグマックマフィンのエッグの特徴。
その後、蓋をしてから、蓋の中の空洞に水を挿入します。
これで、たまごは鉄板で焼かれながら、同時に蓋の中で蒸し焼きにされるわけです。
そして、もう一つのドレス食材のハムを、エッグクッカーの鉄板で焼きます。
トースターで焼きあがったマフィンに、溶かしたバターを塗り、
その上にチーズを1枚。
蒸し焼き揚がったエッグの上に、これまた焼いたハムを乗せ、
エッグをマフィンの上にリムーブします。
ハムの代わりに、ポークソーセージを挟むと、
「ソーセージエッグマフィン」になります。
一度に6個しか製造できないエッグマフィンやソーセージエッグマフィン。
朝のピークを回すには、熟練された技術が必要でした。
ブレックファーストの時間帯に入りたての未熟な僕は、
なかなかエッグを担当させてもらえなかったなぁという、
昔の思い出でした。