ランナーの思い出。
前回のブログで「ドライブスルーの思い出。」を綴りましたので、
今回はその流れで「ランナー」の思い出を綴ります。
↓↓「ドライブスルーの思い出。」はコチラ
マクドナルドのドライブスルーは、基本的に3人で構成されます。
一人が、お客様のオーダーを聞きPOS(レジ)に打ち込む「オーダーテーカー」。
このオーダーテーカーがドリンカー(ドリンクを用意する係)を兼務します。
そして一人が、窓口で代金の授受と商品を手渡す「キャッシャー」。
もう一人が、商品を取りそろえる「ランナー」。
この、ランナーというポジションは、カウンターパーソンの花形ポジションです。
(もちろん、ドライブスルー店舗に限られますが)
1990年頃のマクドナルドでは、
ドライブスルーで注文された商品は専用モニターに表示されます。
その専用モニターのカラーは緑一色。
昭和感が否めない、いわゆるグリーンディスプレイというやつですね。
そして、表示される文字は商品の略称。
例えば、ハンバーガーは「HB」、チーズバーガーは「CB」、
てりやきマックバーガーは「TMB」というように。
モニターに表示された略称と個数を見ながら、正確に、車の並び順に、
スピーディーに取りそろえるのは、かなりのテクニックと俊敏性が必要です。
モニターを見ただけで、何号バック(紙袋のサイズ)にどのようにバーガー類を入れるか、
1オーダーあたり紙袋が全部で何個になるかを、瞬時に判断する必要があります。
現在ではメイド・フォー・ユーという受注生産システムですが、
昔は、売れるバーガー類を予測して作り置きする「ストック式オペレーション」。
当然ながら、オーダーが入った時点では、品切れになっていることもあるわけです。
ですから、オーダーされた商品がすぐに取りそろえられるかはわからない。
1台目の車のオーダーがウエイト(お待たせするの意)するのであれば、
2台目の車のオーダー分を用意する、というように、臨機応変さも求められます。
Aクルーやトレーナークラスになると、商品を紙袋に入れるのも早い!
モニターを見ながら、商品のストックの状況を見ながら、
時にはキャッシャーやオーダーテーカーの様子を見ながら、
的確に素早く商品を取り揃えていく姿は、本当にカッコいい!
ランナーというポジションは今でもあると思いますので、
ドライブスルーをご利用の際は是非ご覧ください(笑)
もう一度、ドライブスルーのランナーをやってみたいなぁと感じる
昔の思い出でした。