てりやきチキンバーガーの思い出。
現在のマクドナルドでは、
チキンフィレオやスパイシーチキンバーガーなど、
チキン系のハンバーガーが増えましたね。
30年前のマクドナルドでは、
チキン系のハンバーガーは、ほぼ存在せず、
チキンタツタが登場した時には、かなり衝撃的でした。
そんな中、
1993年7月頃に期間限定で新たなチキン系バーガーが登場しました。
その名は「てりやきチキンバーガー」。
価格は280円。
てりやきチキン?
それなら今でもてりやきチキンフィレオがあるじゃない??
と思うかも知れませんね。
ちなみに、てりやきチキンフィレオとは、
マクドナルドの公式ホームページによると、
「サクサクのジューシーなチキンパティに甘辛てりやきソースを絡めた、
食べ応えのあるマクドナルド唯一の「揚げ×てり」のバーガー」とありますが、
1993年に発売されたてりやきチキンバーガーは、
「サクサクのジューシー」でもなく、
「揚げ」てもいません。
どちらかというと、パティはパサパサでした。
パティはなんと細長いささみ。しかも一つのバンズの中に2枚。
このささみパティは平型グリルで両面を焼成します。
そして、てりやきマックバーガーのポークパティと同様、
てりやきソースの中に漬けて、保温しながらストックします。
ドレスはというと、
てりやきマックバーガーとほぼ一緒。
セサミバンズを焼成し、
クラウンにスイートマヨネーズを1ショット。
レタスを15g乗せて、
その上にてりやきソースを絡めたささみパティを2枚乗せます。
ここでオペレーション上の問題が発生。
パティが2枚ある、ということは、
「トングでパティを掴んでバンズの上に乗せる」という行為が、
2回発生する、ということ。
さらに、不安定なレタスの上に、細長い2枚のパティを乗せると、
すぐに崩れてしまう。てりやきソースが絡んでいるのでさらに崩れやすい。
「12(トゥエルブ)チキンてり」をドレスして、
P/Cにアップしようものなら、すぐに荷崩れしてしまう。
そして、さらにP/Cを苦しめることに。
片手でバーガーを掴んでラッピングしようとすると、
てりやきパティがぽろっと1枚落ちてしまう。
その分、ラッピングに時間がかかるという始末。
本当にクルー泣かせのバーガーでした。
こんなバーガー、二度とやって欲しくない!
と思っていたら、二度とお会いすることはなかった(笑)
でも、少し懐かしいなぁと感じる、昔の思い出でした。