ニッサンサニーの思い出。
コカ・コーラやスプライト、ファンタといった炭酸系のドリンクは、
マクドナルドでは定番中のド定番ですね。
そのような炭酸系ドリンクは、
完成された商品の状態で店舗に納品されるわけではなく、
「シロップ」と「炭酸ガス」の状態で納品されます。
つまり、
「コーラシロップ + 水 + 炭酸ガス = コカ・コーラ」となるわけなんです。
カウンター周辺やドライブスルーブースに設置されている、
ボタン一つで自動でドリンクが出る機械(キングストーンヘッド)。
一度は見たことがあると思いますが、
この機械を使って、「コーラシロップ + 水 + 炭酸ガス = コカ・コーラ」が
出来るわけなんです。
シロップと炭酸水は、キングストーンヘッドまでは、
フレーバーごとのシロップと炭酸水が独立して、ホースを伝って流れてきます。
そして、キングストーンヘッドで、いいあんばいにシロップと炭酸水が混ぜられて、
完成品のドリンクが出来上がります。
そのホースを辿っていくと、「タンク」と「ボンベ」に行きつきます。
炭酸ガスが入ったボンベと、ドリンクのシロップ(原液)が入ったタンクが、
厨房の中にあるのです。
タンクには、圧力をかける「ガス」のホースと、「シロップ」のホースが繋がっており、
ジョイント部分のソケットには、爪のようなフックのようなものがついており、
フックの数は、ガス側には2コ、シロップ側には3コ付いています。
そして、これらのソケットを外すには順序が決まっています。
その手順とは、まずガスのソケットを外し、次にシロップのソケットを外す。
空になったタンクを新しいものに交換してから、
シロップ側のソケットを取り付け、最後にガス側のソケットを接続する。
ガス(フック2コ) → シロップ(フック3コ) → シロップ(3コ) → ガス(2コ)。
2コ → 3コ → 3コ → 2コ。
ニーサンサンニー。
ニッサンサニー。
日産サニー・・・。ばんざーい。
でもこれ、本当に「ニッサンサニー」で覚えさせられるんです。
誤った手順で外すと、シロップが噴き出るということもあるそうです。
(おかげさまで失敗したことはありませんが:笑)
えっ、そもそも日産サニーって何かって??
はい。
日産サニーとは、かつて日産自動車が販売していた小型のセダンでして。
2004年に販売が終了してしまいました。
日産サニーが全盛期だった当時は、
何とも覚えやすいゴロ合わせだなぁと思った、
昔の思い出でした。