掃きモップの思い出。
写真はイメージ
前回は「クリーン・アズ・ユー・ゴー」について思い出を振り返りました。
今日は、ファーストイン(アルバイト初日)に近い時期に教わる
掃きモップについてお話しします。
掃きモップ。
そうです。読んで字のごとく、ほうきで履いて、モップ掛けすることです。
厨房やカウンター周りの床は、油などで汚れてしまうため、
アイドルタイム(比較的お客さまの少ない時間帯)を利用して、
ほうきで履いてゴミなどを取り除き、
そのあとにモップ掛けをして床の汚れを取ります。
この時に注意しなければいけないことは、まずエプロンを外すこと。
30年前当時のオペレーション(厨房)クルーは、エプロンを着用していました。
エプロンは、食品を扱うときに着用するもの。
掃きモップは、衛生的に汚れる仕事なので、
清潔なエプロンを外してから、作業をしなければいけないんですね。
ほうきで掃いてモップ掛けするだけでしょ!
と思うかもしれませんが、チンタラやってたらマネージャーに怒られるわけです。
テキトーにやっても怒られるわけなので、
素早く、しかも丁寧に、グリルの下やフライヤーの下などもきれいにする。
そういった心掛けが必要な作業だったんですね。
そういえば、スーパークルーと言われる逸材の中に、
イン時間の15分前くらいに厨房に入り、マネージャーからの指示もなく、
率先して掃きモップをする、という猛者もいたそう。
グランドオープンのヘルプとかに行って、
掃きモップを命ぜられたときはちょっとへこんだなぁ、という、
昔の思い出でした。