チキンマックナゲットの思い出。
マクドナルドの「サイドメニュー」と言うと、
マックフライポテトがナンバーワンですよね。
30年前のマクドナルドでは、
「サイドメニュー」とは呼ばず、「デザート」という位置づけでした。
いつの間に、サイドメニューと呼ぶようになったのだろう。
そして、ポテトに次ぐ人気の商品が「チキンマックナゲット」。
通称「ナゲット」。
このナゲットもサイドメニューでは上位に入る人気商品。
現在は、5ピース、15ピースの2種類ですが、
1990年頃は、5個入り、9個入り、16個入りの3種類で販売。
「ピース」ではなく「個入り」と表現していました。
コーリングは、
5個入り ⇒ナゲット。
9個入り ⇒M(エム)ナゲット。 隠語ではムナゲ。
16個入り⇒ファミリー。
ナゲットソースは、今でも定番のバーベキューとマスタードがあり、
甘口(バーベキューソース)、辛口(マスタードソース)と表現しており、
もう一つの甘口・辛口で、スイート&サワーソース、カレーソースも
存在していました。
現在では紙製のボックスに入っていますが、
昔は発泡スチロール製の入れ物。
ふたを開けると、隅っこにソースを入れる部分があり、
ソース自体はチューブ状で提供していました。
じゃあ、バーベキューとマスタードの両方を頼んだ場合はどうするのかって?
その場合は「ソーサー」と言われる、
ナゲットソースを入れるプラスチック製の容器を提供していました。
オペレーションはと言うと、ナゲットは冷凍状態で保管されており、
プロダクションコーラー(通称:P/C)からのオーダーに従って、
調理していきます。
冷凍状態の袋に約50個が入っており、
「ニューオーダー 1ナゲット」で5ピース。
「ニューオーダー 5ナゲット」で25ピースをバスケットに入れて、
フライヤーで揚げていきます。
尚、ピークの時には25個を数えず、袋の半分くらいを大凡でバスケットに投入。
まぁ、5個単位で売れるとは限らないので、その辺はアバウト。
「ニューオーダー 10ナゲット」の時は、1袋をジャ~っとバスケットに投入。
数えなくていいので楽ですね。
ホールディングタイムは、
ナゲットキャビネット(揚げたナゲットを保管しておく引き出し)内で20分間。
ナゲットボックスに入れてから、
トランスファービン(バーガー類を温めて置く機械)で10分間、
合計30分間でした。
ナゲットキャビネットのナゲットをサーブする(ボックスに入れる)時は、
専用のスクープを使わないといけないのですが、
ピークの時は手でやっちまってたな、
と反省する、昔の思い出でした。