チェンジオーバーの思い出 其の二
チェンジオーバーの思い出、の続き。
マクドナルドのチェンジオーバーとは、
午前10時に行われる、ブレックファーストメニュー(朝マック)から
レギュラーメニューへの切り替えのことです。
午前9時頃からチェンジオーバーの準備を開始して、
9時50分頃にはブレックメニューのラストオーダー。
ブレックの適正ストックが完了すれば、
ただちにレギュラーメニューを作り始めます。
これが午前9時55分ごろ。
10時インのクルーたちが5分前インしてくる頃です。
(始業の5分前にタイムカードを“ピッ”とするのがルール)
一番最初に出来上がったレギュラー商品は、
正しく仕上がっているかカリブレーション(試食の意。通称:カリブレ)します。
商品に問題なければ、
午前9時58頃にレギュラーメニューが
トランスファービン(バーガー類を温めてストックしておく機械)に並べられます。
その頃、カウンターでは、「トランスライト」の交換が行われます。
トランスライトとは、カウンター上部壁面にある大きなメニューボードのこと。
お客様の中には、
このチェンジオーバーの午前10時を狙ってカウンターに並び、
ブレックとレギュラーの両方を注文しようとする猛者もいるわけですね(笑)
なので、特に土日は、一時的にピークになりやすい。
ドライブスルーのメニューボードも、
180度クルッと回転し、レギュラーメニューに切り替わります。
そして午前10時。
「チェンジオーバー」の号令。
カウンターパーソンはリーフレットを交換(裏返す)。
ブレックメニューのストックが無くなった商品から順次終了し、
レギュラーメニューの販売に完全移行するわけです。
ウエイト(お客様を待たせるの意)もなく、
スムーズにチェンジオーバーが出来たときは、
そりゃもう、カ・イ・カ・ン!
土日のチェンジオーバーが上手に回ると、その日の昼ピークもスムーズにいけちゃう、
という、ジンクスがありました。
逆に、10時のチェンジオーバーで、
レギュラーメニューが出来上がってこなかったり、
もたついたり、ウエイトが出たり、クレームが出たりしたときは、
もう落ち込む落ち込む。
昼ピークもウエイトだらけで全然ダメ・・・。
というようなこともあった、
チェンジオーバーの思い出でした。