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~マクドナルドの思い出~

1990年代、マクドナルドクルー時代の思い出を綴らせていただきます。

チェンジオーバーの思い出 其の二

 

チェンジオーバーの思い出、の続き。


マクドナルドのチェンジオーバーとは、

午前10時に行われる、ブレックファーストメニュー(朝マック)から

レギュラーメニューへの切り替えのことです。


午前9時頃からチェンジオーバーの準備を開始して、

9時50分頃にはブレックメニューのラストオーダー。


ブレックの適正ストックが完了すれば、

ただちにレギュラーメニューを作り始めます。

これが午前9時55分ごろ。

10時インのクルーたちが5分前インしてくる頃です。

(始業の5分前にタイムカードを“ピッ”とするのがルール)


一番最初に出来上がったレギュラー商品は、

正しく仕上がっているかカリブレーション(試食の意。通称:カリブレ)します。

商品に問題なければ、

午前9時58頃にレギュラーメニューが

トランスファービン(バーガー類を温めてストックしておく機械)に並べられます。

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出典:日本マクドナルドホールディングス


その頃、カウンターでは、「トランスライト」の交換が行われます。

トランスライトとは、カウンター上部壁面にある大きなメニューボードのこと。
 
お客様の中には、

このチェンジオーバーの午前10時を狙ってカウンターに並び、

ブレックとレギュラーの両方を注文しようとする猛者もいるわけですね(笑)

なので、特に土日は、一時的にピークになりやすい。


ドライブスルーのメニューボードも、

180度クルッと回転し、レギュラーメニューに切り替わります。


そして午前10時。

「チェンジオーバー」の号令。

カウンターパーソンはリーフレットを交換(裏返す)。

ブレックメニューのストックが無くなった商品から順次終了し、

レギュラーメニューの販売に完全移行するわけです。


ウエイト(お客様を待たせるの意)もなく、

スムーズにチェンジオーバーが出来たときは、

そりゃもう、カ・イ・カ・ン!


土日のチェンジオーバーが上手に回ると、その日の昼ピークもスムーズにいけちゃう、

という、ジンクスがありました。

 

逆に、10時のチェンジオーバーで、

レギュラーメニューが出来上がってこなかったり、

もたついたり、ウエイトが出たり、クレームが出たりしたときは、

もう落ち込む落ち込む。

昼ピークもウエイトだらけで全然ダメ・・・。


というようなこともあった、

チェンジオーバーの思い出でした。