チェンジオーバーの思い出 其の一
僕がアルバイトしていた店舗は当時、
朝の7時に開店して、23時に閉店していました。
そういえばマクドナルドのシフトは、
24時間制で表すのですが、アルバイトを始めたころは、
なかなか24時間制の表示に慣れなかったものです。
さて、オープンシフトからチェンジオーバーまでのエピソードは
以前のブログでお話しさせて頂きました。
↓↓「初めてのオープンシフト」はコチラ
今日は、チェンジオーバーの思い出を綴らせて頂きます。
チェンジオーバーとは、午前10時に行われる、
ブレックファーストメニュー(朝マック)から
レギュラーメニューへの切り替えのことです。
7時の開店からブレックファーストメニューを提供しているわけですが、
10時からのレギュラーメニュー販売のために、
午前9時頃から準備が始まります。
まずはレギュラーメニュー専用の機器類のスイッチをオン。
例えばトースターなどの電源ですが、
スイッチを入れ忘れたら、
10時のチェンジオーバーに間に合わないわけですね。
その為、特に土日のチェンジオーバー前は、
少しピリピリした緊張感が走ります。
資材やエクイップメント(機器や器具)は、
ブレック専用の機器もありますが、レギュラー専用の機器や、
ブレックとレギュラーで兼用する機器もあるわけです。
兼用する機器類は、ブレックとレギュラーでは温度設定が違いますから、
一度変更すると、元に戻すのも大変。
なので、9時50分頃までに、
その日のブレックファーストのストック分を作ってしまいます。
このストックが、10時のチェンジオーバーまでの最終ストックとなるわけです。
10時前にストックが切れてしまうと、お客様から
「なんで10時までに注文してるのにブレックメニューが食べられないんだぁ!!」
というお叱りを受けてしまう。
とは言え、10時ギリギリまでブレックを作り続けると、
10時の時点でレギュラーメニューが出来上がってこない、
というジレンマに陥る。
ブレックを作りすぎると大量にウエイスト(廃棄)することになりますので、
ストックが0にならず、余り過ぎずの絶妙なコントロールが求められる。
ここがP/C(プロダクションコーラー)の腕の見せ所なわけです。
さて、いよいよレギュラーメニューの製造を開始していくわけですが、
このおはなしは、其の二に続きます。