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~マクドナルドの思い出~

1990年代、マクドナルドクルー時代の思い出を綴らせていただきます。

AJCCの思い出 其の二

 

AJCCオールジャパンクルーコンテスト)とは、

オペレーションやカウンターなど、クルーが参加する技能コンテストです。

 

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出典:AJCC | ハンバーガー大学 | 私たちの責任 | McDonald's Japan (mcdonalds.co.jp)

 

1991年、僕はポテトポジションで店舗代表に選んでいただいたものの、

SVエリア戦(予選)で敗退。

 

そして月日は流れ、翌年はPC(プロダクションコーラー)として

店舗代表に選んでいただきました。

 

SVエリア戦(予選)を勝ち上がり、いよいよ決勝戦

戦いの舞台は、隣店の大型ドライブスルー店舗。

 

これ、何が難しいかというと、PCは主に厨房にオーダーを入れるわけですが、

他店舗の流れやクセというのがなかなか分からず、感覚がつかみにくい。

あくまでも、過去の売上データ(サマリー)だけが頼りで、

サマリーを見て予測しなければいけない。

(まぁ、条件は皆、同じなんですけどね:汗)

 

当然、働いているクルーも、そのお店の人たちなわけで、初めましての状態。

 

もう一つ、自分にとって不利だったことが、トランスファービンの形状の違い。

トランスファービンとは、バーガー類を温めて保管しておく機械のこと。

これには2種類あって、僕がいた店舗は、厨房側から流す「シューター式」。

しかしAJCCの舞台となった店舗は、

カウンター側から置く「前置き式」だったのです。

このやり方、慣れていない・・・。

 

さて、いよいよ決勝本番。

 

正しいオペレーション、適切なQSC+V、カスタマーファースト、

そしてウエイト(待たせるの意)やウェイスト(廃棄するの意)がない。

PCにとっては重要な審査項目になります。

 

審査の前半は、品切れもなくストック数も順調。

審査後半に差し掛かったころ、

てりやきマックバーガー(通称:てりやき)のストックが危うい状態に。

急いで「ニューオーダー 8てりやきプリーズ」とコール。ところが・・・。

なかなか「てりやき」が上がってこない。

とうとう「てりやき」もストックが無くなりウエイト(お客様を待たせるの意)状態に。

厨房を覗くと、クルー同士で駄弁ってるではありませんか。

 

もうAJCCとか審査とか頭からぶっ飛び、

厨房に向かって「てりやき入ってますか??:怒」とブチギレ。

しばらくして審査終了の合図。

あのてりやきクルーめ!!と毒つくも、人のせいにしてもしょうがない。

 

で、AJCCの終了後は、ちょっとしたパーティーみたいなのがありまして。

その場で結果発表されるのですが。

 

結果は当然・・・。優勝できず。

 

優勝したクルーは、インストア(ドライブスルー無し店舗)の人だったので、

こはちょっと悔しかったですね。

ただ、あとで社員マネージャーから聞いた話ですが、

優勝者と僕は3ポイント差だったそうです。

 

やはりあの、てりやきクルーへのブチギレが明暗を分けたようでした。

 

あぁ、もう少し冷静にならなければと、後悔した日の思い出でした。