~マクドナルドの思い出~

1990年代、マクドナルドクルー時代の思い出を綴らせていただきます。

マクドナルドの思い出 其の二

マクドナルドでアルバイトをしていた30年前のおはなし。の続き。

 

30年前当時、1990年くらいの話ですが、マックでアルバイトを始めると、

否応なしに男性はオペレーション(厨房)、女性はカウンター(接客)と

相場が決まっていました(主婦さんを除く)。

男性でカウンター業務やドライブスルーがこなせる

クルー(アルバイトの呼び名)はそれなりのやり手、

という時代でしたね。

 

厨房で一番最初に覚える仕事は「フィレオフィッシュ」の作り方。

とにもかくにも、ハンバーガー類を作る第一段階は、

このフィレオフィッシュを製造するフライヤーというポジションです。

マックはとにかく横文字が多い。やたらと多い。なんでも横文字。

もう言葉を覚えるだけで一苦労。

 

  PC:ニューオーダー ワンフィレ プリーズ

  自分 :わ、わ、ワンフィレ サンキュー

 

PC(プロダクション・コーラー)と呼ばれる

ポジションの人(主にマネージャーが担当する)から、

「○○を何個作れ」という指示が飛ぶわけですね。

それが先程の「ニューオーダー ワン フィレ プリーズ」。

つまり「フィレオフィッシュを1個作ってね」という指示です。

それに対して、フライヤー担当である僕は

「ワン フィレ サンキュー(フィレオフィッシュ1個、わかりました)」

と応える。

 

返事は何でも「サンキュー」なんですね。

この「サンキュー」はもちろん、「ありがとう」という意味でも使いますが、

マックでは主に「了解」という意味で使ってました。

まぁ「サンキュー」は居酒屋で言う所の「喜んで!」に

相当するわけですね、きっと。

 

この「サンキュー」、クセになると、私生活でも、

返事をするときに「サンキュー」なんてことを言ってしまう。

クルーあるあるかも知れません。

 

話が横道にそれましたが・・・。

 

そして、「1フィレ プリーズ」とオーダーが入れば、

まずはリーチイン冷凍庫(業務用の冷凍庫)からフォレポーションを1つ取り出し、

専用のバスケット(網)に入れ、浮き止めのガードをして、油の中にポチャ。

そしてタイマーのスイッチをオン!

 

その間に、レギュラーバンズ(いわゆるパンですね)の準備を行います。

フィレポーションが揚げ上がる時間から逆算して(タイマーに従って)、

バンズをスチーマーに投入。

 

90秒ほど待って蒸し上がったバンズのクラウン

(上部がドーム型になっている方)を裏向けて、

真ん中にタルタルソースを1ショット(コーキングガンのようなものを

使ってハンドルを一握りすると一定の量が出る)。

 

揚げ上がったフィレポーションをクラウンの上に乗せて、

1枚を半分に切ったハーフチーズをフィレポーションの上に乗せて、

その上からヒール(平べったい方のバンズ)を乗せる。

 

そして、「1フィレ アップ」と言いながら、トランスファービン(バーガー類を

温めながら保管しておく機械)のところに持っていく。

 

と、順番に書けば、特に難しいことはないように感じますが、

もう最初はドキドキですよ。横文字が頭に入らんし!言葉が出てこないし!

「ワンフィレ サンキュー」でなく、

「ワンフィレ オーケー」とか言ってしまうし!

 

フライヤーはフィレオフィッシュ以外に、チキンマックナゲットも担当します。

そして、ちょうど僕がアルバイトを始めた時期は

「シュリンプバーガー」なるものを期間限定で販売していたものですから

「ワン シュリンプ プリーズ」というオーダーも入ってくるわけですよ。

 

ピーク時には、「ニューオーダー エイト フィレ プリーズ」とか

ニューオーダー シックス シュリンプ プリーズ」とか

ニューオーダー ファイブ ナゲット プリーズ」とか。

マック初心者の僕の頭の中はもうぐちゃぐちゃ(涙)

シュリンプってそもそも言いにくいし!

英語の勉強か!?と思い悩みました。

 

「4フィレ プルドロップ」と言われれば、

ストップが掛かるまで、フィレオフィッシュを4個ずつ作り続けるとか。

 

なんかもう、???ですよね。

でも、今思えば、そんな難しい話ではなかったんですけど。

 

あとは、手が空けば身の回りをキレイにしましょう

(クリーンアズユーゴー)とか、

資材補充は先入先出(ファーストイン ファーストアウト)ですよ、とか。

と~~にかく、横文字が多い!

 

あぁ、このまま続けていけるかなぁ、と思ったアルバイト初日のおはなしでした。