マクドナルドの思い出 其の一
今日は、マクドナルドについてのおはなしです。
実はわたくし、元マクドナルダーなんです。
早い話、マクドナルドの元クルーですね。
もう30年位前の話になりますが。
僕が高校生だったころの話ですが、当時の時給は560円。
現代の最低賃金は、地域によって差がありますが、
だいたい800円から1,000円位。
そう考えると、1時間560円って、とてもとても低い時給ですね。
当時のビッグマックの値段が380円。
現在は390円ですからあまり変わりませんが
時給は1.7倍くらいになっています。
今のクルーさんは、1時間働けばハンバーガーが
お腹いっぱい食べられる上に、十分おつりがきますね(笑)
さて、今のマックと30年前のマックでは、
仕組みがガラッと変わっています。
大きく変わったのがオペレーションシステムですね。
お客さまの注文が入ってから商品の製造・調理を行う
『メイドフォー・ユーシステム』が導入されてから久しいですが、
30年前は、オーダーを予測して作り置きする
ストック式オペレーションでした。
変わったといえば、ユニフォームも随分と様変わりしましたね。
僕がアルバイトを始めたころは、4代目のユニフォームでした。
紙製ハット、バイザー、ネクタイ、リボン、シャツといったユニフォームから
エプロンに至るまでカラーバリエーションがあり、
グレー系、レッド系、グリーン系と、店舗によってベース色が違っていました。
僕が働いていた店舗はグレー系でしたので、紙製のハットはグレー(というか
黒色っぽい?)、ネクタイは赤色でした。
入社してしばらくは「トレーニー」と言われる新人研修期間がありまして。
このトレーニーと呼ばれる期間は、ゴシック体で大きく「TRAINEE」と書かれた
白色の紙製ハットをかぶらされるのですが、これがまた恥ずかしい。
「僕は新人です!どうぞよろしくっ!」と言わんばかりに、
誰からでも初心者とわかるわけです。
ちょっと恥ずかし目を受けている感が否めず。
初心者マークの比ではありません。
まぁある意味、「色付きハットをかぶりたければ早く仕事を覚えなさいね」と
言われんばかりの仕打ちシステム。
確かに、早く「TRAINEE」ハットを脱ぎたくて、
一生懸命に仕事を覚えたものでした。